【関先生コラム|TOEIC関連】ディクテーション2
前回話したディクテーションのメリットの2つ目「細かい部分まで聞き取れるようになる」が特に活きてくるのがPart2です。
Part2対策でよく言われるのが、「出だしが重要」という言葉です。
Whereが出だしにきたなら、答えにくるのは「場所」だと予想がつきますよね。
しかし、本番ではWhereのような簡単な単語ですら聞き取れないことがあるんです。
そこで、「こんな単語すら聞き取れないのか」と落ち込んで、苦手意識からさらにできなくなるというのが、よくある悪循環です。
では、なぜ聞き取れないのでしょうか。
それは最初の単語ではなく、後ろに続く細かい単語が聞き取れていないのが原因というパターンが多いんです。
たとえば、Where will ~? と英文が流れたとします。
Whereだけなら誰でも聞き取れるのですが、そのあとのwillが問題なんです。willは実際文で読まれるときは「ウィ」くらいにしか発音されません。そこでWhereと混ざって別の単語と勘違いしてしまったり、「ウィ」という発音がwillだとわからず気になってWhereが頭から抜け落ちたりしてしまうわけです。
だからこそ「細かい部分も聞き取れるようなる」という利点が活きてくるんです。
Where will ~? という文も、ディクテーションをくり返せば、「ウィ」と発音が聞き取れるようになりますし、その結果、文頭のWhereもはっきり聞き取れるようになり、記憶にも残りやすくなるのです。

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